今日もあの日(beta)

何気ない日常とか言ってるうちが華です.

僕らの何ヶ月か戦争

大学院入試と学士論文が終わって、ようやく、何ヶ月か続いたせかせかした日々が終わりました。終わりましたとも。これで思い残すこと無く卒業できます。嘘です。いや、卒業はしますが、思い残すことだらけです。と言うか、思い残すこと無く卒業する大学生なんていないだろ。だって働きたくないだろ。え?働きたい?じゃあ奢ってくれ。本貸してあげるから。

 

来年から大学院へ進学するわけですが、まだ金銭を稼ぐ身分になるわけではないので、ハメを外して遊ぶ気にならないと言うのが本音です。加えて、好きな本をゆったり読める最後の時期になるかもしれないので、飲んで騒いでわっはっはーと言うよりは、落ち着いて色々整理して行きたいです。とは言え、「勉強してないと落ち着かない!!!」みたいな、動いてないと死んじゃうマグロみたいになるのも御免被りたいので、イージーゴーイングな暮らしをしたいです。静かで幸せな暮らしがしたいです。ちなみに友達には「余命2ヶ月」って言われました。

 

いや、と言うよりいわゆる「お勉強」ばっかりやってても仕方ないですよ。一部の資格などを除けば、お勉強オンリーなんてある意味希少性無いですから。よく「努力できるのも才能」と言いますが、それは分析者の目線で語られるべき言葉であって、日々を生きる小市民には毒にも薬にもならんと僕は思います。そういう意味で「うだうだ言ってないでやれ」と言うのは、アドバイスとして素晴らしいですね。言う側は何も考えないでこれを言ってればokだし。おいおい言われた側は何をすればいいんだよって声も聞こえてきそうですが、このアドバイスが出てくる時点で何らか別の指示や示唆があるのが普通なので問題ないでしょう。問題ないですよね?あれ?そう言えば俺って大学院に進学するんじゃなかったっけ…

 

話は変わって、無事学士論文の提出も完了しました。タイトルは「何が企業の発明を秘匿化させるか?」です。秘匿化って英語でsecrecyなんですよ。エロいですね。いや英語で書けるわけないので本文中にsecrecyなんて単語が出てきた試しはありませんが。具体的な内容に関しては、slideshareにスライドをアップしたのでそちらをご参照下さい(※こちら→http://www.slideshare.net/Kiyamaxa/ss-16318952)。本文は公開するための処理が面倒くさいのでナシでお願いします。でもやっぱり、特許って説明するの難しいですね。どういう仕組みかはさすがにわかるんですけど。その辺りを復習というか、学び直すために↓の本を読みました。

インビジブル・エッジ

インビジブル・エッジ

初学者というか、興味がある人にはいいかもしれないですね、コレ。と言っても最初の何章かだけですが。特許がビジネスの世界でどういう風に扱われているか明瞭に描かれていると思います。あと事例がいっぱいあって面白いんですが、如何せん読んでてダレます。中盤からは最近話題のオープン・イノベーションの話などが始まりますが、ゴローちゃんよろしく「コラボレーション戦略!そういうのもあるのか」位に留めておくべきです。だって概念的によくわからんので。昨今時代はオープン的な風潮があるみたいですが、僕は流れに乗りながら積極的に抗っていきたいですね。この辺りは別に記事を書く予定です(予定は未定という言葉もあります)。

 

あと最近読んで面白かったなぁと思うのは、石井(2005)「独創的な商品開発を担う研究者・技術者の研究」です(http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/dis038j/pdf/dis038j.pdf)。いくつか事例があって、どれも読んでるだけでロマン溢れる感じがして面白いのですが、特にAIBOの事例は面白いですね。癒しのコンピューターって何だよ、頭おかしいのかと思ってたらAIBOになってるんですもん。頭おかしいのって大事ですね。いや、無論こういう結論のペーパーでは無いですが。

 

うだうだ駄文を書いてるだけで時間が経っていく感じ、たまらないですね。時間の浪費なんて貴重な体験、もう今しかできないですよ大学生の皆さん。いや、時間の浪費をし続けると、人生も浪費してしまうかもしれない。さすがにそこまでやる勇気はないので、ストイックに生きていきます。